2015/08/04 11:01

 藍藻育ちのお米のパッケージに  
大きく表示してある「高LPS」のロゴ。


LPS とはあまり聞きなれない言葉ですね。

これは、「リポポリサッカライド」の略です。
日本語では、「糖脂質」といいます。
またさらに聞きなれないですね(^_^;)

秋に稲穂が黄金色に実り、収穫をします。

図の左のような稲を刈り取って、
まず硬い殻のついた「籾」の状態にします。

つぎに脱穀(だっこく)という工程で、硬い籾殻(もみがら)をはずします。
この状態が「玄米」です。

まだ薄い茶色がかった色をしています。
「ぬか」部分がついているためです。

「ぬか」といっても、ここには重要な栄養素が多分に含まれています。
そしてLPSは、この「ぬか」と「白米(胚乳)」のあいだにある、
「亜糊粉層(あこふんそう)」と呼ばれる場所に存在しています!

亜糊粉層は別名、アリューロン層とも呼ばれ、「うまみ層」とも言われます。

LPSは、厳密にいうとお米の「成分」ではありません。
お米に共生している、有用な微生物(グラム陰性菌)の細胞壁外膜の構成成分です。

微生物由来、つまり生きものですから、
当然、農薬を使用すれば微生物は少なくなり、LPSも少なくなります。

「藍藻育ち」のこしひかりの玄米に含まれるLPS量を測定していただいたところ、
通常のお米と比較して、飛躍的に多く含まれていたのです!

(次回につづきます)